糸の素材の指定された混率によって計量し投入する。
計量したわたを投入
投入したわたが綺麗に混ざるようにミキシングする。
何回もミキシングされたわたをバームクーヘン状に鉄心に捲きつけラップを作る。
混打綿機で作ったラップをカーディングに通し、わたについた不純物を取り除き繊維を平行状にしてスライバーを作る。
均一な糸にするためにスライバーを8本合わせ引き伸ばす。
この工程を2回繰り返すため次の粗紡工程にいくまでに64本合わさることになり混率や均一性が増す。
練条から紡出されたスライバーを一つ一つ通す。
糸の番手(太さ)や種類によって撚り回数とドラフト(引き伸ばし)を調整して篠(しの)を作る。
粗紡から出来た篠巻を仕掛けて撚りをかけて糸を管糸(コップ)に捲きつける。
スラブ糸を作る際はこの工程でスラブ装置を起動させる。
糸長を設定して管糸をマガジンに投入して、欠点を除きながらチーズ状に捲く。
1チーズ当たり1kg~1.5㎏に捲き上げる。
織物用平行チーズ、ニット用上下に角度のついたものを指定のケースに梱包する。
特別な太い糸(0.5/1~1/1)や天然素材100%の糸を捲くためスピード等を自由にコントロールできるため旧式のワインダーは特に重要である。